???? 指導日記 〜英検4級から準2級へ、英語嫌いだった生徒の一年〜
この生徒が初めて来たとき、英語がとにかく苦手で、持っている資格は英検4級だけでした。成績も伸び悩んでいて、何より印象的だったのは「どう勉強すればいいのか分からない」と、毎日悩み続けていたことです。
やる気がないわけではないのです。むしろ真面目な子でした。ただ、頑張り方が分からない。この状態の生徒に必要なのは、教材を増やすことではなく、学び方そのものを立て直すことだと judged しました。
最初に取り組んだのは、単語の覚え方です。書いて覚える方法で挫折してきた子だったので、覚えることを「作業」から「楽しみ」に変えるところから始めました。並行して、文法は基礎の基礎まで戻り、分かったつもりの穴を一つずつ丁寧に埋めていきました。
変化は少しずつ現れました。まず、英語への苦手意識が薄れていくのが表情で分かりました。質問の内容が変わってきたのです。「分かりません」ではなく「ここはこういうことですか?」と、自分の言葉で確認するようになった。学び方が根本から変わり始めた瞬間でした。
半年ほどで、英語の成績がはっきりと上がりました。そして一年も経たないうちに、英検準2級に合格。4級からの二段跳びです。
嬉しかったのは、その先です。英語で「やればできる」を経験した自信が他の教科にも波及して、成績全体が安定してきました。今では自分に合った学習方法を自分で見つけ、迷いなく机に向かっています。
指導者として改めて思うのは、成績が伸びない子の多くは、能力ではなく「方法」でつまずいているということです。一人ひとりに合った学び方さえ見つかれば、子どもは自分の力で走り出します。私の仕事は、その最初の一歩に伴走することなのだと、この生徒が教えてくれました。








